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保険診療

保険証について

  • 受診の際は、有効期限内の健康保険証をお持ちください。

  • 受給者証(老人・乳児・身障医療等)をお持ちの方は、健康保険証と一緒にお出しください。

  • ​オンライン資格確認に対応しています。

  • 保険証をご提示いただけない場合は全額自己負担となる場合があります。

  • 健康保険証の内容に変更があった際は受付にお知らせください。

  • 他の医療機関で薬を処方されている場合は、お薬手帳をお見せください。

  • 妊娠中、および妊娠の可能性がある方は、必ずお申し出ください。

  • 発熱や全身にひろがる発疹で感染症が考えらえる際は、事前にお電話でご連絡ください。

あじさい

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎では、痒みを伴う湿疹が慢性的に経過します。その原因は、乾燥とバリアー機能低下で弱った皮膚にいろいろな刺激が加わり、炎症が起こるためと考えられています。適切な治療により、日常生活に支障が無い程度になることが期待されます。

当院では、保湿薬で、皮膚のバリア機能をたもち、外用薬で、皮膚の炎症を抑え、症状の改善に伴って他の成分の外用剤に替えていきます。

最終的には、ステロイド剤以外でコントロールできることを目標としています。かゆみを抑える内服薬、体質改善を図る漢方薬も、適宜処方いたします。

日常生活では、よい状態を維持するように、悪化因子をさけることが大切です。

​特に、​​保湿をして肌の状態を整えることが大切です。

手湿疹

水仕事や手の消毒をしていると、皮脂や角質が減ってしまうことで、保護作用が弱まり、手荒れ(手湿疹)が起こりやすくなります。

コロナ以降、消毒液や洗剤による手湿疹が増えています。キズのあるひどい湿疹の場合、まずキズから治し、痛みを抑えます。湿疹の治療にはステロイド外用剤を使いますが、治った後の再発予防として保湿剤を使い続けることが大事です。

手荒れがなかなか治らない場合、真菌が原因であることもあり、真菌検査をすることがあります。ラテックスゴム、香料、防腐剤、毛染め染料、金属などの化学物質がかぶれが治りにくい原因であることもあります。その場合は、パッチテストで確認することがあります。

接触皮膚炎

原因物質が皮膚に触れて起こす、皮膚の赤み・痒みが接触皮膚炎(いわゆるかぶれ)です。原因が明らかでない場合は、パッチテストをすることがあります。

治療は、部位・かぶれの程度に応じた強さのステロイドの軟膏を使います。顔は、化粧品が原因になることもあるので、一旦、基礎化粧品を中止していただいて、軟膏療法を行います。超酸性水を併用することがあります。

超酸性水
PH2.7の水で、アストリンゼント効果・殺菌効果があるといわれています。刺激なく、肌の調子を整えていきます。

乾癬

乾癬は、成人に多く見られ、全身、とくに刺激を受けやすい肘、膝、お尻、太ももなどに盛り上がった赤い発疹がする疾患です。免疫の異常が原因とされています。

治療は、まずステロイドとビタミンD3の外用薬を使います。それに加えて、エキシマライト光線療法を併用することもあります。

じんま疹

じんま疹の原因は、皮膚刺激、食べ物や内服薬、ウィルスの感染など様々です。急性の場合は原因がわかることがありますが、慢性じんましんでは、原因がはっきりしないことが少なくありません。疲労や寝不足で悪化したり、緊張でかゆみが強くなったりすることもあります。

治療は、抗アレルギー薬の内服です。眠気が出る場合があるので,ご自身に合った薬を選ぶことが必要です。急に薬を中断すると、再発することがあるので、徐々に減量していきます。

抗アレルギー薬で効果がない場合は、H2受容体拮抗薬や抗ロイコトリエン拮抗薬などの内服薬を併用します。

いぼ

ウィルス性のいぼは、次々と増えていきます。当院では、液体窒素で凍らせる凍結療法と並行して、漢方薬の内服治療や外用剤の治療を行っています。足の裏など、皮膚が厚くて凍らせにくい部位のものは、前処置をしてから凍結療法を行います。凍結療法が耐えられない小児の患者さんには、内服と外用のみを行います。

多くの場合1回の治療ではなかなか治癒しないため、繰り返して治療を続けます。

水いぼ

水いぼは、直接擦れ合う部位(わき・ひじの内側)などにできると、どんどん増えていきます。水いぼの中身をピンセットで押しだすのが早く治る方法です。痛みを伴うため、麻酔のシールを貼って30分から1時間後に処置しています。初診で治療をご希望の場合、早めの時間をご予約下さい。(診断→麻酔のシール貼付→30分から1時間後に処置、という流れです。)

ピンセットで押し出す治療に強く抵抗される子供さんの場合は、ご自宅で痛み無くおこなえる他の方法をご説明いたします。

水虫

足の裏の痒み・爪の白濁という症状は、水虫以外の皮膚の病気が原因でも起こります。顕微鏡の検査を受けていただいてから、治療を開始します。

受診される際には、水虫用のクリームなどをつけてこられますと、診断が難しくなることがありますので、何もつけないでお越しください。

爪白癬(水虫)の治療には、1年以上の定期的な受診が必要です。

たこ・うおのめ

主に足の裏や指の間、手のひら、膝などの関節部分など、皮膚が圧迫されやすい部分にできることが一般的です。圧迫や摩擦で、靴がきつすぎたりすることが原因で、皮膚が圧迫され、うおのめができることがあります。

削って治療するのが一般的です。また、角質を柔らかくするための薬用の貼り薬やクリームを使用します。

高いヒールやつま先の狭い靴を履くことで、足に圧力がかかりやすくなるので、適切な靴を選び、足の健康を保つことが予防につながります。足の適切なケアや保湿も重要です。

ニキビ

にきびは、毛穴がつまったところに皮脂がたまった状態です。そこに感染を起こすと赤く腫れてしまいます。感染を起こしたにきびには抗生剤を使用し、アダパレン・BPO・漢方薬・赤外線治療(以上は、保険適応あり)その他の自費診療の施術を組み合わせて、再発しにくくなる状態にしていきます。
にきび跡の赤みには、炎症を抑える外用剤(保険適応あり)が効果的です。

​酒皶(しゅさ)

酒さとは、鼻を中心とした顔の部分にほてりや赤みがあり、毛細血管が拡張して赤く透けて見えたり、赤いぽつぽつした発疹が続いたりする状態のことです。疾患名に「酒」という文字が入っていますが、アルコールが原因というわけではありません。
明確な原因はわかっておらず、アトピー性皮膚炎や大人のニキビ、脂漏性皮膚炎などと似ているため判断がつきにくく、正しく診断されないケースも少なくないようです。

症状に応じて、抗生物質や漢方薬の内服、ロゼックスゲルや硫黄製剤の外用薬などでコントロールしていきますが、治癒するまでには時間がかかることもあり根気強く続けていくことが必要です。
また酒さ様皮膚炎では顔面のステロイド薬の外用を中止していきますが、ステロイドを外用する原因になった疾患に対しても対策を考えていく必要があります。
かぶれが原因と考えられる時は、パッチテストなどをして原因を考え、治療していきます。


また、紫外線、アルコール、カフェインや香辛料など刺激の強い食べ物、ストレス、極端な高・低温、花粉症などのアレルギーは悪化要因として知られています。

​やけど・深い擦り傷

やけどは、まず水で冷やすことが大切です。30分以上流水で冷やしてからお越しください。広い範囲のやけどの場合は、ショックを起こすこともあるので、救急病院を受診してください。やけど・深い擦り傷の治療には、原則として湿潤療法を行っています。(湿潤療法についての詳しい説明は、「新しい創傷治療」のHPをご参照ください。)

太田母斑・蒙古斑

腕・脚・肩などにある濃い蒙古斑は、異所性蒙古斑といい、背中やおしりの蒙古斑に比べて自然に消えずに残ることがあります。赤ちゃんのうちにレーザーをあてて薄くすることが可能です。

太田母斑とは、顔の青褐色のあざです。蒙古斑、太田母斑共にQスイッチルビーレーザーを用いて治療します。

帯状疱疹

帯状疱疹の原因は、水痘・帯状疱疹ウィルスです。子供のころにかかった水ぼうそうのウィルスは、水ぼうそうが治った後も体に潜んでいます。そして、免疫力や体力が落ちたときに活性化して、痛みと疱疹が現れます。体に帯状に発疹ができることから帯状疱疹と名付けられました。水疱と痛みが特徴です。症状がひどいときは痛みがいつまでも痛みが残ることがあるため、早めの治療が大切です。

治療は、抗ウィルス薬や消炎鎮痛薬の内服です。ビタミン剤や漢方薬を併用することもあります。症状が強いときは点滴をすることもあります。痛みが強い場合は、神経痛治療の内服薬や神経ブロック療法をします。

​単純ヘルペス

単純ヘルペスウィルス(1型・2型)の感染症です。

​皮膚、口、唇、眼、あるいは性器に水泡が繰り返し発生し、痛みを伴い、多くは疲労や寝不足、免疫力が低下したときなど再発します。

​治療は、抗ウィルス薬の内服です。症状の出始めに服用することで症状が軽く済みます。

陥入爪・巻き爪

巻き爪は、爪の先端部が、大きく内側に巻き込んだもの。陥入爪は、爪が指に食い込んでしまって、強い痛みや炎症があるものです。パンプスや安全靴など足指が圧迫された状態が続くことが原因です。

足のつめが皮膚にくい込まないようにするには、足の爪の形を四角く、やや長めに保たなくてはなりません。爪を伸ばしていても爪に変形(巻き爪)のある方には、超弾性ワイヤー・プレートを行っています。

更に詳しい治療はこちら→超弾性ワイヤー・プレート・巻き爪マイスターによる矯正(保険適応無し)

円形脱毛・びまん性脱毛

円形脱毛症は、リンパ球が自分の毛根を異物と誤認して排除してしまう自己免疫性疾患です。リンパ球の攻撃を弱める外用・内服治療をまず行いますが、効果の見られない場合は、紫外線照射や局所免疫療法、スーパーライザーによる赤外線治療、漢方薬の内服をを行います。

1, 紫外線照射

当院では、エキシマライト(フレクシス)を使用しています。

2,局所免疫療法とは、患部に皮膚がただれたりかぶれたりする薬剤を塗り、炎症を起こさせる治療法です。バランスを崩した免疫の矛先を炎症に移動させ、正常な免疫バランスを回復させる目的で行われます。

3,スーパーライザーによる赤外線治療:血流改善とストレス軽減効果が期待されます。

4,漢方薬の内服

漢方では、ストレス軽減や体質改善をすることで、症状改善、再発防止を図ります。

びまん性脱毛(全体的に毛が薄くなってくる脱毛)には、スーパーライザーによる赤外線治療、漢方薬の内服の他、保険適応外の治療も行っています。

​表皮のう腫(アテローム)

粉瘤(ふんりゅう)とも言います。皮膚が毛穴の奥で袋を作り、中に老廃物や皮脂が溜まり、皮膚が膨らんできます。感染が起きると、赤く腫れたり、痛みが出てきます。

治療は炎症がない場合は、切除しますが、炎症があれば、抗生物質の内服をしたり、切開して排膿し、後日小さくなってから切除を行います。

​肥厚した爪・変形した爪

爪白癬や外傷で変形した爪は、自己処理が困難な場合があります。また、放置することで歩行に支障をきたすこともあります。ご相談ください。

​末梢循環不全・しもやけ

​血の巡りが悪くなり、手足のゆびが冷えた場合は、ビタミン剤や漢方、赤外線を出す機器を使用します。

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近赤外線スーパーライザー

スーパーライザーの効果は

1,血管拡張作用による血流改善。

2,神経に作用し、鎮痛効果が得られる。

当院では、自律神経のバランスが回復される効果が期待される星状神経節に照射することを推奨しています。

​星状神経節とは、頭部・頚部・肩に分布する交感神経が集まる場所です。首の付け根にあります。ここに近赤外線を照射することで、自律神経を整える効果が得られます。

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